お題「においをかいでふと思い出した記憶」
どうも!日々リラックスを求めています!
匂いって、なぜこんなにも鮮明に過去を呼び覚ますのでしょうね?
それが嬉しい記憶でも、悔しい記憶でも、匂いひとつでタイムマシンに乗ったかのように過去に引き戻されるのは、本当に不思議な感覚です。
今回は匂いと記憶の関係について、私の体験談を紹介していきます!
ペンキの匂いが教えてくれること
皆さんは、ふとした匂いが昔の記憶を呼び覚ます瞬間、経験したことがありますか?
私にとって、それが「ペンキの匂い」です。
ペンキの匂いと聞いても、特別な感情を抱く人は少ないかもしれません。
むしろ「ツンとした匂いで頭が痛くなる」と感じる人のほうが多いでしょう。
でも、私にとってペンキの匂いは、少し切なくて、どこか温かい思い出の象徴なんです。
ペンキの匂いと小学生の私
話は小学生時代に遡ります。
ある日、学校が終わったあと、友達の家で夢中になってゲームをしていました。
そのゲームは「ポケットモンスター ファイアレッド」。
友達と一緒に攻略方法を考えたり、ポケモンの育成に励んだりするのが日課でした。
でも、その日も私はゲームのある場所で詰まっていました。
それが「チャンピオンロード」。
難易度が高く、パズルのような仕掛けを解かないと先に進めないステージです。
(通称かいりきパズル)
その日の挑戦も失敗に終わり、日が暮れた頃、友達の家を後にしました。
自転車に乗って家路を急ぐ途中、どこかの工事現場から漂ってきたのがペンキの匂いでした。
夕焼けの中、その匂いとともに、ゲームの悔しい思いを胸に抱きながら家に帰ったのを覚えています。
匂いが引き出す記憶の魔法
それ以来、ペンキの匂いを嗅ぐたびに、あの帰り道の光景や、チャンピオンロードで感じた挫折感が鮮明に蘇ります。
でも不思議なことに、その記憶はただの「悔しい思い出」では終わりません。
匂いと一緒に蘇るのは、友達と過ごした楽しい時間や、夕焼けに染まる街並み、風を切って走った自転車の感触。
あの頃の「今を生きる楽しさ」が、まるごとセットで思い出されるんです。
匂いには、記憶の奥深くに眠っている感情まで引き出す力がありますよね。
単に「あの時こんなことがあったな」と思い出すだけではなく、その瞬間に感じた気持ちや空気感までリアルに甦らせてくれる。
ペンキの匂いを嗅ぐたびに、私はその不思議な力を実感します。
ペンキの匂いが教えてくれたこと
大人になった今、ペンキの匂いを嗅ぐ機会はあまり多くありません。
それでも、たまにその匂いを感じると、小学生だったあの日の帰り道にタイムスリップしたような気持ちになります。
そして気づくのです。
あの頃はゲームのクリアだけが頭の中を占めていたけれど、実際にはもっと大事なことがたくさんあったんだと。
友達との笑い合い、夕焼けに染まる風景、自転車で感じた風の心地よさ。
ペンキの匂いが私に教えてくれるのは、そんな「何気ない日常のかけがえのなさ」なのかもしれません
あなたの特別な匂いは?
皆さんにも、そんな特別な匂いはありますか?
たとえば雨上がりの匂いで思い出す夏休みの冒険や、コーヒーの香りで蘇る大切な人との時間。
匂いが呼び覚ます記憶には、その人だけのストーリーが詰まっていますよね。
ぜひ、あなたの「匂いと思い出の物語」をコメントで教えてくださいね!